みなさんこんにちは!
週末パパライダーです!
アイキャッチ画像が可愛すぎてベイビーの記事かと思いきや、がっつりバイクのコトを書いています。一切赤ちゃん関係ない記事となっておりますよ笑
バイク購入を検討中のみなさま、バイクのスペックを比較して見ていると「単気筒」「2気筒」「4気筒」という単語をよく見かけると思います。
「今更聞けない」「調べてもよく分からない」「結局どれがいいの?」となっていませんか??
この記事では「気筒数」と「その特徴」について簡単にご説明します。
基礎的なことですが、一つ知識を増やしてバイク選びの参考にしてください。
そもそも「●気筒」って何?
「単気筒」「2気筒」「4気筒」などと呼ばれる「気筒」とは、エンジンの中にある筒の数です。
その筒が何本あるかを表しています。単気筒なら筒が一本。2気筒なら2本。4気筒なら4本。そのままですね。
そしてこの筒のことを「シリンダー」といいます。
シリンダーは何の役割をしてるの?
エンジンをかけるとシリンダーの中のピストンがピストン運動を繰り返します。
この「ピストン運動」=「エンジンの仕事」です。
ピストン運動の中で、「吸気」「圧縮」「爆発」「排気」の4つの働きを繰り返しています。
このエンジンの働きがバイクを動かしています。
この4つの仕事を1サイクルとし、この1サイクルを2ストローク(1往復)で行うバイクを2スト(ツースト)、4ストローク(2往復)で行うバイクを4スト(フォースト)と言います。
2ストは力強く早い、4ストは仕事が丁寧で壊れにくいと言われています。
近年のバイクは4ストが主流ですね。
シリンダーの数が違うとなにが変わるの?
まず、同じ250ccの排気量であることを前提として話を進めます。
シリンダーがひとつの「単気筒」は、250ccの排気をこのひとつのシリンダーが担います。
シリンダーが二つの「2気筒」は、250ccの排気を2つに分散して行っているのです。
私たち人間で例えてみましょう。
4kgのダンベルを両手で持ち、それを上下に振っているのを想像してみてください。
次に、2kgのダンベルをそれぞれ左右の手に持ち、交互に上下するところを、想像してみてください。
両手で4kgを振る場合はずっしりと重く身体にも揺れが伝わる感覚があると思います。
一方、左右2kgずつ持ち振った場合は、重さを感じずスムーズに動かせると思います。
この感覚の違いが単気筒と2気筒の違いだと思ってください。
単気筒は力強く振動が伝わり、2気筒はスムーズで振動が少ない、ということです。
単気筒バイクの特徴
低速での力強さ(トルクの強さ)
単気筒と2気筒の違いを最も感じるのはやはりスタート〜低回転走行の時。
力強いトルク感(前へグッと進むパワフルな感じ)は単気筒エンジン最大の魅力です。
ストップアンドゴーの多い街乗りや、ワインディングロードなどに向いていて、走りを楽しめると思います。
見た目がシンプル・スタイリッシュ
文字通り単気筒なので、エンジンが小さく設計できるため、
幅も取らずすっきりとした見た目になります。
街乗りストリート系のバイクにはこの単気筒が、見た目も乗り心地も抜群に合いますね。
鼓動感・振動
ダンベルで例えた通り、1発の爆発が大きい単気筒エンジンは振動が大きく、独特の鼓動感があります。
単気筒ならではのこの鼓動感が好きなライダーも多いです。
250ccクラスのバイクでも単気筒だとこの振動は十分に感じます。
また、400ccクラスの単気筒ともなると、その鼓動はハーレーのように大きく感じる車種もあります。
鼓動感とともにエンジン音もトコトコトコという感じで、
これがたまらん!というライダーも多いです。
一方、長距離ツーリングや高速道路などでは振動の大きさがしんどいという意見も多くあります。
バイク購入を検討している方は、どんな用途で使うか、何を求めているか、重要視する優先度をよく考えて、バイク選びをすることおすすめします。
維持費が安い・メンテナンスが楽
単気筒エンジンは構造がシンプルな為、重量も軽くメンテナンスがしやすいです。
交換するパーツも少ないのでメンテナンス費用も抑えられます。
そして燃費も2気筒エンジンより良く、小排気量なら実燃費で40km/Lという車種も多く存在します。
通勤通学にももってこいですね。
単気筒のバイク
カワサキ エストレヤ250
スズキ グラストラッカー
ホンダ GB250クラブマン
ホンダ CBR250R
カワサキ ニンジャSL 250
ヤマハ WR250R
ホンダ CB400SS
ヤマハ SR400
KTM RC390
KTM DUKE390
2気筒のバイクの特徴
2気筒バイクは一言で言うとバランスの良さ、走りが楽しめる!
と言う感じでしょうか。
単気筒エンジンより高回転まで回り、4気筒エンジンより低回転でのパワーを感じられる。
ツーリングもストップ&ゴーのやや荒い走りもどちらも楽しめるバイクです。
2気筒のバイク
ヤマハ YZF R25
ホンダ VTR250
ホンダ CBR250RR
スズキ GSX250R
カワサキ ninja250
ホンダ NSR250R
ホンダ Vツインマグナ
ヤマハ ルネッサ 250cc
ヤマハ MT-25
ヤマハ ドラッグスター400
カワサキ W650
4気筒のバイクの特徴
4気筒エンジンはスタート時から高回転まで滑らかに回り非常に扱い易いです。
単気筒のパワフルさの特徴でもあるトルク感は感じにくく、よく言えばトルクに振り回されにくいスムーズな運転がしやすいのが特徴です。教習車として採用されるバイクも4気筒が多いですね。
4気筒のバイク
ホンダ CB400 SUPER FOUR
カワサキ ゼファー400
ホンダ CB750FOUR
スズキ GSX400S刀
カワサキ Z800
スズキ GSX-R1000R
ヤマハ MT-10
ホンダ CB1100
スズキ GSX1300R ハヤブサ
ヤマハ YZF-R1
まとめ
私はR25とCBR250Rを所有していました。
同じ250cc、同じスポーツタイプなので、比較しやすく違いを感じました。
やはりCBR250R(単気筒)は、低速時のパワーを感じ、
力強いスタートと、単気筒らしい振動が伝わりました。
R25は滑らかなスタートと、高回転になっても安定した走りって感じです。
シングルかマルチか、
バイク選びの決め手はココだけではないと思いますが、
「欲しい!!」と思ったバイクが何気筒なのか、どんな走りをしてくれるのか、
調べるときの参考にしてみてください!