9月の被写体といえば彼岸花。別名曼珠沙華(マンジュシャゲ)。9月中旬〜10月上旬にかけて一斉に姿を表す魅力的な花です。
カメラを持っていたら「いい感じ」に撮ってみたくなりますよね。
今回は素人の私でもいい感じに撮るため使った、簡単な3つのコツをご紹介します。
三脚やNDフィルター・PLフィルターを使う様な難しい内容ではないし、名所に行かなくてもできるテクニックなので、近所の彼岸花で実践してみてください。
今回私が撮影で使ったカメラとレンズはこちらです。
- CANON EOS RP
- RF100-400 IS STM
- EF24-105L IS USM
EOS RPの魅力はこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
背景が黒くできる場所を選ぶ
彼岸花の妖艶な姿を生かすには暗い背景がおすすめです。名所の群生地よりも近所でパラパラと咲いている場所の方が暗い背景が見つけやすいかもしれません。
一見明るく感じる場所でも、彼岸花に比べて暗くできれば良いので、角度を変えながら探すと撮影ポイントを見つけることができます。
暗い背景にしやすいポイントとしては、森、木の幹、川、水路、田んぼなどです。
上記の写真の背景は、実は田んぼです。
この写真の左上にある暗くなっている場所が背景になるよう望遠レンズを使って切り取っています。
露出を暗めに撮影することで、背景は暗く、彼岸花の発色は良くすることができます。
マニュアルで撮影する
2つ目のポイントはマニュアルで撮影することです。
オートで撮影してしまうと、明るさが自動調整されてしまいます。背景選びで暗い場所を選んでも、明るく補正されてしまうので、マニュアルで明るさを調整しましょう。
ISOはできるだけ抑え100にしてノイズを少なく彼岸花のツヤをキレイに表現できると良いと思います。
前ボケを入れる
最後に、前ボケを入れましょう。
被写体とは別の彼岸花を手前に入れられるポイントを見つけて前ボケを入れてみましょう。一気に奥行き感が出ていい感じの写真になります。
うまく額縁構図にできるとより奥行きが出ます。
まとめ
3つのポイントを意識するだけで、素人の私でもこんな感じの彼岸花が撮影できました。
有名な群生地でもなければ、三脚もフィルターも使ってません。
彼岸花は映える被写体で日本各地で撮影できますし、季節感もあるのでオススメです。
群生地を探したい場合は、Googleマップで「彼岸花 群生地」と検索してみてください。