こんにちは!
週末パパライダーです。
今日は正立フォークと倒立フォークについてです。
先日YZF-R25の2019年モデルチェンジについてまとめました。
その大きな変更点として、正立フォークから倒立フォークへの変更がありました。
具体的にどう変わったのか、それぞれの特徴、メリット、デメリットを確認していきましょう。
そもそもフォークって?
フロントフォークとは、バイクの前輪を挟みこみハンドルへと繋がる2本のパーツです。
中にはバネとオイルが入っており、走行中の路面の凹凸による衝撃や、ブレーキ時のショックを吸収する役割を持っています。
正立フォークとは
正立フォークは、フロントフォークの上側が細いパイプ(インナーチューブ)、下側が太いパイプ(アウターチューブ)となっているフォークです。
一般的な多くのバイクで、この正立フォークが採用されています。
倒立フォークとは
倒立フォークは、正立フォークの逆で、フォークの上側が太いアウターチューブ、下側が細いインナーチューブとなっているフォークです。
主にスーパースポーツやオフロードなどのバイクで採用されます。
正立フォークのメリット
低コスト
倒立フォークと比べて部品点数や製造工程が少ないためコストが抑えられます。
オーバーホール費用が安い
倒立フォークと比べると、オーバーホール費用が若干安いです。バイク屋さんによりますが、倒立フォークが18000円程度に対し、正立フォークは15000円くらいの差があります。
衝撃吸収は倒立フォークより良い
これは剛性が低いというデメリットと表裏一体ですが、正立フォークは弾性変形量が多い(細くて柔らかく変形しやすい)ため、万が一事故などで衝撃を受けた時はその剛性の低さが衝撃を吸収してくれます。
街も乗りのバイクで多く普及されているのは、低コストにくわえて、万が一の安全性も考慮されているからかもしれません。
正立フォークのデメリット
剛性が低い
倒立フォークと比べると剛性は低いです。衝撃を受けた時に変形する可能性は倒立フォークより高いです。
倒立フォークのメリット
バネ下重量の軽量化
バネ下重量が軽い方が路面追従性、接地性が高まると言われています。
タイヤと地面がしっかり接地していることで、操作性も高まるため、運動性能を求められるスポーツタイプに採用されています。
剛性が高い
倒立フォークは剛性が高く衝撃をうけても変形しずらいです。
低フリクション
正立フォークと比べて低フリクション、つまり操作が軽くなります。
見た目がカッコイイ
やっぱりレーシーな見た目がカッコイイです!
R25も、太く存在感のあるゴールドの倒立フォークが、レーシーで本当にカッコイイと思います。250ccでも高級感、存在感が増した感じがします。
倒立フォークのデメリット
剛性が高いため激しい衝撃はフレームへ直に伝わる
事故をしたとき、変形して衝撃を吸収する正立フォークとは逆に、衝撃はフレームへ直に伝わるため、フレームへのダメージや搭乗者自身への衝撃も受けやすくなります。
高コスト
正立フォークと比べ、部品数や製造工程が多いため、コストが高くなります。
オーバーホール費用が高い
正立フォークのメリットで紹介した通りオーバーホールの費用は若干高くなります。
インナーチューブに傷が付く可能性が高い
倒立フォークではインナーチューブが路面に近くなるため、飛び石などで傷が付く可能性が高くなります。
インナーチューブに傷がついたまま走行を続けると、オイル漏れなどの危険性があります。点検を怠らないようにしましょう。
まとめ
見た目のかっこよさ、ハンドルの操作性、どちらも倒立フォークになることでのメリットはありますね。
私は2016年モデルの YZF- R25なので正立フォークです。2019年のYZF-R25を街で見かけたら、ちょっと嫉妬してしまいそうです。
街ですれ違うバイクが倒立フォークかどうか注目してみてください!
250ccのスーパースポーツではCBR250RRが倒立フォークを採用しています。
250ccスーパースポーツ(2018年モデル)のまとめもご覧ください。