ハイボールは好きだけどウイスキーの種類はよく分からない、ウイスキーに興味があるけど種類が多すぎて何を飲んで良いかわからない、という方は多いと思います。
まずは世界5大ウイスキーとそれぞれの特徴を知った上で、自分の好みのウイスキーを探して見ると良いでしょう。
知って飲むとより美味しく、より楽しくウイスキーを嗜めると思います。
世界5大ウイスキー
まずは世界5大ウイスキーを覚えましょう!日本も5大ウイスキーに入っているんですよ!
- アイリッシュウイスキー(Irish Whiskey)
- スコッチウイスキー(Scotch Whisky)
- カナディアンウイスキー(Canadian Whisky)
- アメリカンウイスキー(American Whiskey)
- ジャパニーズウイスキー(Japanese Whisky)
アイリッシュウイスキー(Irish Whiskey)
ウイスキーの元祖。歴史あるアイリッシュウイスキー。
穀物の豊かな風味と、軽く穏やかな味わいが特徴。
アイリッシュウイスキーは歴史が長く、「ウイスキーの元祖」「ウイスキー生誕の地」などと呼ばれています。温かいコーヒーとあわせたカクテル「アイリッシュ・コーヒー」も有名です。
味わいはスコッチと似ていますが、スッキリしていて飲みやすい印象です。
ジェムソン スタンダード(JAMESON)(約2278円)
アイリッシュウイスキーといえば「ジェムソン スタンダード」。クリーミーな口当たりとドライフルーツのような風味が特徴です。
ブッシュミルズ/ブラックブッシュ(BUSHMILLS BLACK BUSH)(約2530円)
アイリッシュウイスキー最古の蒸溜所で造られるモルトにこだわったウイスキー。フルーティな香りと重厚な味わいが特徴。
ジェムソン カスクメイツ(JAMESON CASKMATES)(約2750円)
3回蒸溜のなめらかさはそのままに、カカオ、コーヒー、バタースコッチ、わずかなホップなどのフレーバーのリッチな大人の味わいです。
カネマラ(Connemara)(約4620円)
アイルランドのクーリー蒸溜所で造られるシングルモルトのアイリッシュウイスキー。12年熟成のバランスの良いアロマ、複雑な味わいが特徴です。
スコッチウイスキー(Scotch Whisky)
ピート(泥炭)のスモーキーフレーバーで豊かな香りを楽しめる。
スコットランドでは100以上の蒸溜所があり、それぞれの蒸溜所で個性豊かなウイスキーが製造されています。
麦芽を乾燥させる際に使うピート(泥炭)の香りが強く、スモーキーなフレーバーが特徴です。
初心者には少しクセが強いように感じるかもしれません。このフレーバーがクセになり、どんどん匂いのキツイものにハマっていく人もいます。
グレンモーレンジィ18年(GLENMORANGIE 18)(約1万3200円)
「完璧すぎるウイスキー」と言われ、パパイヤなどのエキゾティックな果実や花の芳醇な香りで濃厚な味わいが特徴です。
タリスカー10年(TALISKER 10)(約5555円)
海潮と黒胡椒の香り、スモーキーな甘さが特徴です。
ザ・マッカラン12年(The MACALLAN 12)(約7700円)
華やかでラグジュアリーな味わいが特徴です。
グレンフィディック12年スペシャルリザーブ(Glenfiddich 12)(約3850円)
ハイランド地域の新鮮な空気と小型蒸溜釜で造られたモルトの味わいが特徴。
グレンキンチー12年(GLENKINCHE 12)(約4840円)
スコッチの中でもライトでクセのない味わいで、スイートでクリーミーな飲み口が特徴、フローラルな芳香を楽しめます。
ラフロイグ10年(LAPHROAIG 10)(約6160円)
海辺の貯蔵庫で熟成されるため、スモーキーで海藻や潮の香りを抱いているのが特徴。
デュワーズ ホワイトラベル(Dewar’s)
ハイボールに合うスムースな味わいのブレンデッドスコッチ。バーテンダーに最も愛されたウイスキーとも言われています。ローラル、ヘザーやハチミツの香りで、後からほのかな甘さとスモークさを感じます。
カナディアンウイスキー(Canadian Whisky)
5大ウイスキーで最もクセがなくライトな酒質で飲みやすい。
ウイスキー初心者の方にはクセがなく飲みやすいカナディアンウイスキーはおすすめ。
カクテルベースとしても良く使われています。
クラウンローヤル(Croun Royal)(約2600円)
軽快な口当たりとまろやかな味わいが特徴です。
カナディアンミスト(CANADIAN MIST)(約1500円)
すっきりとしたライトな味わいで飲みやすいカナディアンウイスキーです。
カナディアンクラブ20年(Canadian Club 20)(約1万6500円)
20年熟成した琥珀色の甘く華やかな香りとコクのある味わいです。
カナディアンクラブクラシック12年(Canadian Club 12)(約2200円)
カナディアンウイスキーで思い浮かぶのが「C.C.」。ライ麦主体のフレーバーで軽やかで華やかな香り、ライト&スムースな味わいが特徴です。
アメリカンウイスキー(American Whiskey)
ホワイトオークの新樽を焦がして作る独特の風味と色合いが特徴。
アメリカンウイスキーではオーク樽の内側を焦がした新樽で熟成させます。(コーンウイスキーは除く)
焦げたオークから溶け出すタンニンの渋みや苦味が加わり、独特の香ばしさが生まれ赤身がかった色合いになります。
バーボンと言ったらアメリカンウイスキーの一種です。
アメリカンウイスキー=バーボンではありません。バーボンと呼ばれるには細かい条件があります。
- 穀物類を原料とする
- アルコール度数95%以下で蒸溜する
- オーク樽で熟成させる(コーンウイスキーは除く)
- アルコール度数40%以上で瓶詰めする
これらの条件を満たすアメリカンウイスキーがバーボンと呼ばれます。
ジムビーム(JIM BEAM)(約1694円)
世界120ヵ国で指示されるバーボン。バーボンの代名詞とも言われています。
日本でも一般的に広く知られ、ジムビームハイボールは居酒屋やコンビニの缶飲料でも見かけます。
ウッドフォード リザーブ ライ(WOODFORD RESERVE)(約4730円)
なめらかな味わいのバーボンです。
ジャック ダニエル ブラック Old No.7(JACK DANIELS)(約2805円)
ジャック ダニエル ブラックは「テネシーウイスキー」としてバーボンとは別格にランク付けされるプレミアムウイスキーです。ウイスキーを木桶に詰めた楓の木炭で一滴一滴チャコール・メローイングするテネシー製法で造られています。
ベイカーズ(BAKER’S)(約6160円)
7年の熟成を経たバランスの良い味わいです。
ジャパニーズウイスキー(Japanese Whisky)
スコッチを手本に独自の発展、世界で認められた繊細で上品な甘さを感じる複雑な味わい。
スコッチを手本に独自の文化を築いてきた日本のウイスキー。スコッチよりもスモーキーさが抑えられ、バランスの良い風味が特徴です。料理との相性も良いとされています。
碧(Ao)/サントリー(約5500円)
2019年に登場した「碧」。甘みと香り、スモーキーさ、多彩な味わいが魅力のジャパニーズウイスキーです。
山崎12年(YAMAZAKI 12)/サントリー(約9350円)
「山崎」は蒸溜所の名前です。1923年に日本最古のモルトウイスキー蒸溜所として拓いた山崎の名を冠したシングルモルトです。繊細で奥深い味わい、複雑な香味が楽しめます。
富士山麓(FUJI-SANROKU)/キリンウイスキー(約5500円)
黒糖のような深い味わい、甘みと果実のような爽やかなフレーバーが特徴です。
ブラックニッカ(BLACK NIKKA)/ニッカウヰスキー(約1650円)
「キング・オブ・ラブレター」の愛称で親しまれた日本を代表するウイスキーです。バニラのような甘み、カフェグレーンの甘みが樽の香りとマッチします。
宮城峡(MIYAGIKYO)/ニッカウヰスキー(約4620円)
フルーティーな香りと優美なる甘みが凝縮されています。
まとめ
同じ蒸溜酒でも味わいが異なるウイスキーは奥が深いですね。
蒸溜所の環境や使用される樽、熟成年数を感じながら嗜むウイスキー。ストーリーを知って歴史を感じながら、想像しながらじっくり味わうと、より楽しく、美味しく飲めると思います。
まずは5大ウイスキーの基本をおさえ、なんとなく自分の好みを知っておくと、バーに行った時にバーテンダーに質問するきっかけになります。
そこでバーテンダーからいろいろ蘊蓄やおすすめを教えてもらうとさらに楽しく飲めるでしょう。
今までハイボールしか飲んでいない方は、一度ロックで味わってみてはいかがでしょうか!